足の攣り

試合中の足の攣り(つり)は

・水分・ミネラル不足

・筋疲労

などの原因が考えられ、

それぞれに対してしっかりした準備が必要です。


水分・ミネラル不足

筋肉の伸び縮みには、カルシウム(Ca)が必要です。

そのカルシウムが筋肉に出入りする量を

コントロールしているのがマグネシウム(Mg)。

CaもMgもミネラルで、発汗などで失われていきます。

特にMgはストレスなどでも失われやすく、

試合の時だけでなく日常から意識して摂取することが大切です。

【マグネシウム】

また、十分にミネラルが補給できても

水分が不足すると全身に行き渡りません。

スポーツドリンクなどミネラルも含むものをうまく活用して、

水分とミネラルの不足を防ぎましょう。


筋疲労

筋肉の伸び縮みをコントロールしている運動神経。

(運動神経からの指令でCaやMgが出入りする)

この運動神経が働きすぎから誤作動を起こし、

異常な伸び縮みが起きる(攣る)という有力な説があります。


強度の高い運動をした後に、

足が攣った選手と攣らなかった選手の筋ダメージを比較すると、

攣った人の方がダメージが大きい、という研究結果もあるそうです。

これまでを振り返っても足が攣る場面は、

天然芝での試合や連戦、

トーナメントを勝ち上がり対戦相手のレベルが上がった結果強度が高くなった試合、

決勝戦など心理的にも興奮状態にある試合、

など運動神経の誤作動は思い当たる場面は多いです。

対処方法としてまず取り組みたいのは、

筋力を向上して筋肉のキャパをアップさせておくこと。

例えば50kgの力を発揮しないといけない場面で

100kgの力を持っている選手にとっての50kgは

自分の力の50%を出すだけで良いですが、

80kgしか力がない選手にとっては50kgは62.5%。

これが80分何度も繰り返されるとどうなるか・・・。

もし攣らなかったとしても疲労が溜まればパフォーマンスは落ちます。

しっかり対策をしていきましょう!

ふくらはぎが攣る選手は腓腹筋を鍛えるカーフレイズ、

ハムストリングスが攣る選手は、

ハムストリングスをノルディックハム、

大臀筋をヒップスラストなどを行いましょう。

※スクワット、デッドリフトなどのベーシックトレーニングをしている前提です。


まとめ

水分・ミネラルの補給は毎日の継続でより効果が高まりますが

試合前だけでも効果があります。


それに対して筋力強化は長期的な準備が必要で、

ここに取り組むかどうかが、半年後くらいに差になって現れます。

『時間』をかけてつけた差は、リードしている人間が辞めない限り基本的に埋まりません。


水分やミネラルの補給も筋トレも、まだできることがある選手は

今日から取り組んでいきましょう!

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